憂国の行進
新聞、TVニュースでも連日報道されている、ミャンマーの僧侶達によるデモ行進。
首都ヤンゴン、第二の都市マンダレーで決起し、軍事政権に異を唱え、10万人規模で行われているがついに軍がデモ隊に発砲、僧侶を含む4人の死者が出てしまった。
タイやミャンマーの小乗仏教国では、市民の篤い信仰心により、僧侶は神聖な存在で全ての人に尊敬されています。
先日のタイ旅行の際でも、僧侶には絶対に触れてはいけない。特に女性は・・
そんな神聖な存在の僧侶に向って発砲し、死者まで出してしまった軍政府。
永年溜まりに溜まった国政への不満が、ガソリンの大幅値上げがきっかけになって僧侶達が立ち上がった。
彼らはこの国を救う為には命を捨ててもいいと決意したのです。
今後の行方が大変心配な状況です。
世界一の品質のルビーや翡翠の産出国で、埋蔵する地下資源に恵まれている為、利権がらみの争いが数世紀にわたって繰り広げられてきミャンマー。
早く民主化されて、平和が訪れる事を祈ってやみません。
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