2007年03月24日
エジプト神話のリング完成間近

エジプト神話のリングに彫刻が入り、ルビー、ラピスが石留めされました。
ANKH(クロスの原型と言われる未来の扉を開く鍵の形、生命の象徴)に清水先生の彫刻が入り、ラピスが入ることによってぐっとエジプト風になりました。
あとはサイド面の唐草模様に漆を入れて完成となります。 予価¥31,500


当店のジュエリーはどれもこれも本当に手間暇掛かります。デザインを考え、原型を起こし、鋳造、製作、彫刻・・・ひとつの物が出来上がるのに何回東京や埼玉、福井など往復しているのだろう・・・・?
何人もの手が掛かって完成するのだろう?
本当に合理性という言葉とは無縁な気がします。
しかし、まだまだ甘いところばかり目に付いてしまう・・・
それというのも、先日Pique作家の塩島先生に久し振りにあったのですが、時々お会いすると、自分の一番大事にしなければならない物がはっきりと見えてくるからなのです。
それは絶対にスペックを守る事であり、コストのみで物を作ってはならないと言うことです。
あの世界一検品の厳しいミキモトにおいて、毎年納品される1500点以上の商品が20年間に渡り1個の不良も出さなかったという東峰、塩島先生のPique作品は先生の高い美意識に柔軟な発想が相まって製作されたものです。
自分に足りないもの、職人として生きるうえの心構えを常に再認識させていただくのです。
なかなか先生の偉大さには近づけませんが精一杯努力したいと思います。
Posted by まこちゃ at 00:19│Comments(0)
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