2007年01月30日
モルガナイト&カナリーイエロートルマリン
皆さんは宝石と言うと何を想像されますか?
ダイヤモンド・真珠?ルビー・エメラルド・サファイヤ?アレキサンドライト?
今年のイヤーストーンと言うのを業界内で決めるのですが、
今年は「ピンク」の石だそうです??
25日のIJT東京で仕入れた裸石ですが
「Morganite-モルガナイト」といいます。
5×4mm オーバルカット 1Pcs/¥5,250
モルガナイトはピンク~淡赤紫色を帯びた品のある宝石。銀行家、宝石愛好家のモルガン氏の名に由来。
エメラルドと同じベリルのファミリーに属しますが、クリアーで透明度良く、モース硬度7.5~8と十分宝石としての条件を備えた宝石です。
ピンク色は愛の女神ダイアナのカラー。恋人を取り戻し、愛のチャンスをもたらすという宝石です。
主な産地はブラジル、マダガスカル、モザンビークなど・・
モザンビークの物はややオレンジ系でした。モザンビーク産の物はいわゆるピンクで、今回仕入れた物もモザンビークです。
ナイジェリア産の物も大変綺麗でしたが、オレンジとピンクの中間色です。
どんな宝石でもそうですが、同じ石でも産出する鉱山ですこしづつ色や特徴が違います。
皆さんも宝石を箕に付ける時、この石はどこで取れたもので、どんなパワーを持っているのだろう・・・と想像しながら身に付けると楽しいですね。
もうひとつご紹介するのは
「カナリートルマリン」Canary Tourmalineです。
5mmラウンドカット 1pcs/¥17,850
最近発見されたトルマリンでこの宝石種の中では非常に稀な「カナリア」色の鮮やかな黄色い宝石です。
あまりにも多くの色相のものがとれる事から、「トルマリン」の宝石名は古代スリランカのサンスクリット(梵語)で「様々な色」という意味を持っています。
トルマリンの色で最も多く見られるのは、赤、緑、青系ですが、これらの色相を混ぜ合わせたもの、またはバイカラー、マルチカラーの宝石も見られます。
最も好ましく、人気のある色は、まるで蛍光を発しているような鮮やかなブルーからグリーンかかったブルーの色を持つ「パライバ」トルマリンです。ブラジル北東部から産出されたこの宝石は非常に稀少です。
それと同じくらい美しく、稀少なのがこの新しい「カナリー」トルマリンです。このカナリートルマリンの色はマンガン(Mn)の存在によるもので、パライバトルマリンの鮮やかなブルーに負けないくらい鮮やかなイエローです。
ザンビア、トゥンブカ鉱山産出です。
さらにカナリートルマリンは屈折率が高く、この個性的な宝石の美しさを一層引き立てています。
ブラジルは宝石の王国ですよ。
様々な宝石が産出します。
宝石の母なる国なのです。
やっぱブラジルに一回行かなきゃ…