2007年06月04日
ありがとう お父さん。 ガーネットのペンダント
浜北区の「O」様のオーダー品。
O様のお母様は長年の当店のお客様。お父様もすごく明るく朗らかな方。
かつてE鉄道のバスを運転されていたお父様は娘さんの為に仕事で旅行先に行かれるとよく誕生石のガーネットの付いているネックレスやリングを買って来てくれたのだそうです。
また20才の記念にと18金のガーネットのリングもプレゼントしてくれたのだとか・・・
そんなやさしいO様のお父様から頂いたガーネットを2個使ってペンダントのリフォームオーダーを頂きました。
18金とホワイトゴールドのコンビにして、一番下側にアクセントとして「デマントイドガーネット」を付けました。
きっとお父様も喜んでくれることでしょうね・・・・O様、ありがとうございました。
製作工程 クラフト担当 みよしさん
デマントイドとは・・・
1860年代にロシアのウラル山脈で発見された、「ダイヤモンドのような」と言う名を冠するデマントイドガーネット。その特徴的な虹色の強い照り(分散光)はダイヤよりも高い数値で、屈折率はルビーやサファイアを上回ります。
独特の馬の尻尾のように見えるインクルージョン「ホーステール」も幸運の象徴として馬を愛するヨーロッパの貴族階級に愛され、その魅力的な新宝石は他の宝石と一線を画して世界中で華やかな脚光を浴びました。
その後1917年のロシア革命でロマノフ王朝が崩壊しその採掘も絶え、アンティークの逸品の中に時々見かけるだけの「幻」の宝石となってしまい現在に至ります。
しかしデマントイドガーネットを取り巻く環境は最近にわかに騒がしくなりました。2002年の旧鉱山の再開発も始まり、現在は僅かですが宝石質のデマントイドガーネットが採れています。
時代に翻弄されたデマントイドガーネット。他の稀少石と同じでどこまでの供給量があるのかは、わかりません。パライバトルマリンと同様、常に需要の方が遙かに供給を上回っている希少石なのです。
独特の馬の尻尾のように見えるインクルージョン「ホーステール」も幸運の象徴として馬を愛するヨーロッパの貴族階級に愛され、その魅力的な新宝石は他の宝石と一線を画して世界中で華やかな脚光を浴びました。
その後1917年のロシア革命でロマノフ王朝が崩壊しその採掘も絶え、アンティークの逸品の中に時々見かけるだけの「幻」の宝石となってしまい現在に至ります。
しかしデマントイドガーネットを取り巻く環境は最近にわかに騒がしくなりました。2002年の旧鉱山の再開発も始まり、現在は僅かですが宝石質のデマントイドガーネットが採れています。
時代に翻弄されたデマントイドガーネット。他の稀少石と同じでどこまでの供給量があるのかは、わかりません。パライバトルマリンと同様、常に需要の方が遙かに供給を上回っている希少石なのです。
Posted by まこちゃ at 03:56│Comments(0)
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